教会用語解説シリーズ(53)「クリスマスとエピファニー」

 クリスチャンの間でも、毎年11月末頃からアドベント(待降節)がスタートして、12月25日・主イエス様の誕生を記念する日までがクリスマスの期間と思われがちです。クリスマス当日が過ぎると、さっさと飾りを外して新年を迎える準備をしてしまいます。日本の習俗・文化事情故にやむを得ないのですが、キリスト教の伝統が強い国では、クリスマスの飾りが年が改まって1月6日までは飾られ続けます。その日が、救い主の誕生を告げ知らせる星が輝いたのを見て、はるか東方から博士たち(三人との記述は聖書になし)が来訪したことを記念する公現祭(エピファニー、顕現祭)だからです。元のギリシャ語で「出現」を意味する言葉です。古くはこの日が、神が人となってこの地上に出現されたことを祝う日と位置づけられていたようですが、後に西方教会(ローマ・カトリック)の流れが主流となって12月25日にクリスマスを祝うことが広まり、アドベントから公現祭までを降誕節と呼ぶようになりました。カトリック諸国(フランス・イタリア等)では、子どもたちは昔からクリスマス・イヴではなく公現日にプレゼントをもらうそうです。サンタクロースがイヴにプレゼントを配る習慣は、19世紀後半にアメリカで生まれたものです。クリスマスが終わってもクリスマスの意味と恵みを思い巡らし続けたいものです。



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