教会用語解説シリーズ(32) 「兄弟姉妹」

 教会では、お互いが神さまを「天のお父様」とお呼びする大きな神の家族の一員であること、また長子であられる主イエス・キリストにあって結びつけられた信仰上の兄弟姉妹であることを告白し合う意味で、クリスチャン相互間ではよく「○○兄弟、△△姉妹」と呼び合います。通常受洗後にそう呼び始めますが、主を信じた時すでに実質的には神の家族となっていますので、受洗前でもそう呼んで間違いではありません。
 新約聖書の初代教会に宛てて書かれた手紙の中に、「兄弟テモテ」とか「姉妹アピヤ」(両方ともピレモン書から)などのように登場しますから、実際によく使われていたのでしょう。今は、こうした独特な呼称や雰囲気は教会外の人々に違和感を与えるという理由で、あまり「兄弟姉妹」と呼ばずに普通の「〜君、〜さん」と呼び合うことも多いです。
 しかし、気をつけないと、兄弟姉妹とか神の家族という呼称は使っていても、形だけのことに終わってしまう危険性があります。主イエスは言われました。
「また、もし、あなたの兄弟が罪を犯したなら、行って、ふたりだけのところで責めなさい。もし聞き入れたら、あなたは兄弟を得たのです。」(マタイ18章15節) 本気で互いに愛し合い、互いに成長し合うために、時には勇気をもって罪を責めることすら期待されているのです。教会内に、そんな強固な兄弟姉妹関係が構築されて参りますように。



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