教会用語解説シリーズ(49)「委ねる」ゆだねる

「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(Tペテロ 5章7節)
 「『委ねる』ってどういうことですか? 私たちの人間的な努力を全部止めて、何もしないでお祈りしながら神の超自然的な働きをひたすら待つことでしょうか?」 よく聞く質問です。
 冒頭の聖句によれば、私たちが日ごとに直面するあらゆる思い煩いの材料、自分自身、家族、仕事や教会に関してなど、思いつく限りにおける心配事のすべてを、「主が最善へと導いてくださることを信じますから、よろしくお願いいたします」とお祈りし、また祈る中で神がお示しになる、自分に今できることを、一つ一つ真実に行って歩むことです。何もしないで座っていることを、聖書は信仰的で委ねる人だと教えていません。
 委ねることには二つの側面があります。一つは「いつ、どのように」という過程やプロセスに関して、もう一つは結果や結末についてです。お祈りしたから、神は必ず願ったとおりにしてくださる、ということではありません。神は、何でも言うことを聞いてくれる便利屋さんではないからです。私の思いや理解を超えて働き、最善を備えてくださる方として神を見上げ、苦難や試練や挫折さえも、祝福へと変えてくださる主を信頼して歩みましょう。
「晴れてもアーメン、雨でもハレルヤ!」(上智大学神父アルフォンス・デーケン)



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