教会用語解説シリーズ(3)「教会暦」

 キリスト教会は、一般社会の暦とは別に、「教会暦」を重んじています。基本的には、クリスマス、イースター、ペンテコステという三つの祭りを柱として、一年間を三区分するものです。すべての聖日(主日)は、この三つの祭りとの関係で考えられ、例えばイースターを越えて三回目の聖日であれば「復活節第三主日」、クリスマスのすぐ前の聖日なら「アドベント第三聖日」などと表現します。
儀式を重視する教会であれば、それぞれの祭りの期間に用いる礼拝色が決まっており、牧師が肩に掛けるストールや説教壇にかける垂布の色はそれに従うようになっています(紫→アドベントや受難週、白→復活節とその後、赤→ペンテコステ、緑→ペンテコステ後、などが用いられます)。
 こうした祭り以外に、教会活動の伝統の中で生まれてきた様々な記念日(母の日や花の日、宗教改革記念日など)、あるいは日本の伝統行事にキリスト教的意義が加味されたもの(元旦新年礼拝、こども祝福式など)も組み込まれています。
 これらを単なる習慣や伝統行事として守るのではなく、そこに含まれている意義を絶えず新鮮に捉え直したり、自覚的に深く掘り下げたりしながら取り組むなら、私たちの信仰や人格、生活に良い影響をもたらすに違いありません。いつでも、自分の現在的な信仰告白、現実的な信仰生活と関連づけることが大切です。



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