教会用語解説シリーズ(24) 「永遠のいのち」

「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。」(ヨハネの福音書一七章2、3節)
 「永遠のいのち」は、やがては年老いて死すべき有限な存在である私たち人間にとって、いつの時代も切なる憧憬と追求の対象でした。しかし、この「永遠のいのち」は、現在私たちが生きている地上のいのちが永遠に続くことであるとしたら、これは苦痛以外の何ものでもなくなるでしょう。
 永遠のいのちというときに、「永遠」は神のみを特徴づけるご性質ですし、「いのち」も生物学上のいのち(ビオス)ではなく、神ご自身のいのちを表すことば(ゾーエー)が用いられます。永遠のいのちの実質は、いのちの源である神とイエス・キリストを経験的に知り、自らの内に宿し、神との交わりに生きることであると教えられています。元々、神が人間を創造された際、永遠のいのちは植え込まれていましたが、自分の意志で神に背くことを選び取って以来、人はその神のいのちを喪失しました。その回復のために、救い主であられる御子が来られ、十字架の贖いを成し遂げて、信じるすべての人に神のいのちの回復の道が開かれました。死んだ後、天国で永遠に生きるというだけでなく、地上の信仰生涯の段階から、永遠のいのちは始まっています。永遠のいのちは三位一体の神との「生きた関係」によって成り立つのです。



- WebForum -