教会用語解説シリーズ(20)「聖日(主日)」

 クリスチャンは、毎週日曜日をこう呼んで他の日と区別し、救い主を礼拝する日と定めて重んじます。旧約聖書のモーセの十戒に命じられた「安息日を覚えてこれを聖なる日とせよ」は直接には土曜日を指しますが、キリストの十字架と復活を通じて新しい光を受けた初代教会のクリスチャンは、比較的早い時期から日曜礼拝を始めたようです。
 一世紀末に至るまで、聖餐式は毎週日曜夜に行われていましたが、二世紀初めに皇帝が夜間集会禁止令を出したために打ち切られ、すでに始まっていた祈りと賛美からなる夜明け前の礼拝に取り入れられます。ローマ帝国では日曜は普通の労働日だったので、夜明け前に礼拝すれば仕事に影響がなかったわけです。後に、キリスト教を国教化したコンスタンティヌス帝が勅令を出して(紀元321年)、日曜日は公の休日となり、礼拝はより自由に行われるようになりますが、それは長く続いてきたキリスト教会の聖日礼拝の事実を認めて公認したに過ぎません。
 聖日には共に集まって、主の復活を記念し、生ける主を礼拝し、みことばを聞き、十字架の贖いを感謝し、聖餐式の恵みにあずかります。このように週の初めの日を聖別することによって、残る六日間を主のしもべとして主に喜ばれる歩みをする心備えができるのです。教会が、二千年もの長きにわたって守り続けてきた聖日を、私たちも真剣に守ろり続けたいものです。



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